「チーム・バチスタの栄光」での鮮烈なデビューから、ヒット作を連発する稀代のストーリーメーカー海堂尊の最新作がこちら。
| 極北クレイマー | |
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海堂 尊 朝日新聞出版 2009-04-07 売り上げランキング : 48 おすすめ平均 ![]() シリアスな問題 小説家として医療問題を 「クレイマー」が描かれていないんですがAmazonで詳しく見る この本のレビュー を読む |
舞台は最果ての地・北海道。極北市民病院に派遣された外科医(八年目)の
今中良夫を軸に物語は展開する。前作「イノセント・ゲリラの祝祭」や「ジーン・ワルツ」の各所に散りばめられた北の地に関する謎が一気に繋がる構成が非常に秀逸。もちろん、新たな謎が浮かび上がるそれはもう次回作への伏線なのは筆者お得意のパターンか。
また、妊婦が帝王切開術後に死亡したとして、業務上過失致死、並びに医師法二十一条届出義務違反容疑で極北市民病院の三枝久広医師が逮捕される。その内幕は「ジーン・ワルツ」では深く語られることがなかったが、本作にてその全貌が明らかにされることとなる。
海堂ワールドのファンであれば、 劇中に何気なく登場する清川吾朗、そして速水晃一の近況に思わずニヤリとすることでしょう。更に、物語の佳境には「ブラックペアン1988」では怖いもの知らずの研修医として描かれていた世良雅志医師がまさかの登場!?年月は人を変えるとは言いますが、ずいぶんとまあ偉くなったもんだな、と。・・・正直、ラスト30ページで展開するこの結末はだれも予想できないものだったかもしれない。
個人的には、物語の本筋とはほぼ無関係ではあるものの、今中医師の立場から大学病院について語った一節がなんとも言えず核心を突いているように思えました。それは以下のようなフレーズ。






シリアスな問題
「クレイマー」が描かれていないんですが